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<< January 2018 >>

ニワンゴ取締役西村博之(ひろゆき)氏が明かす「ニコニコ動画が人気な理由」「コミュニティ運営のコツ」「ニコニコ動画の今後」「日本の目指すべき方向性」

コミュニティ運営の本質を突いている部分が多く参考になった。
この「ゆるさ」が大事な感じかな。

ニコ動で人気に火が付いた…ねこ鍋、初音ミク、THE IDOLM@STER
ニコニコ動画_ねこ鍋ニコニコ動画_初音ミクニコニコ動画_THE IDOLM@STER
                   
前編

ニワンゴ取締役西村博之(ひろゆき)氏が明かす
「ニコニコ動画が人気な理由」と「コミュニティ運営のコツ」

・会員数は2008/3に560万人、年内に1000万人目標
・今後は、他社とは違う明後日(あさって)の方向へ進化
・動画という共通の話題をどーんと目の前に出してあげる。
 「みんな、動画を見ているんだからその話をすればいいじゃん」
 コミュニケーションをするときに話題を探す手間がいらない。
 途中から参加する人にとっても「えー、その話さっきしたよ」とか
 「過去ログ読めよ」って言われない
 とっつきやすいコミュニケーションの仕組み
・前略プロフィールが流行しているのと似ている。質問が数十個あって
 「書きました。それに対して興味のある人がいればいいんじゃね?」
 っていうぐらいのゆるいものが受ける時代
・話をするネタがあるかどうか
 ネタがないんだったら、もてなす人がいるかどうか
 mixiだと誰かが必ず日記を書いて、誰かが必ずコメントをしてくれる
 人がホストになる
 2ちゃんねるのようにテーマが分かれているところだと
 そのテーマについて話す。
 ニコニコ動画の場合は動画をネタにする。
・誹謗と中傷の違い
 ・誹謗は根拠のある、評価を下げる発言
 ・中傷は根拠のない、評価を下げる発言
  ⇒僕は誹謗は結構アリ
・つまんない人に「こうしたら面白くなるよ」って言っていって
 面白い人が大勢いるという状況を作ったほうが面白い世界になる
・著作物を適当にいじくりまわして出すというのは
 テクノにおけるサンプリングとか「サザエさんの秘密」本
 替え歌ぐらいしかない
・それまでは暇人がやることないから2ちゃんねるでうだうだしてて
 ニコニコ動画が出てきて「あ、動画ができた、じゃぁ動画行こう」
 って。暇人がぐるぐるいろんなところを回っているだけで
 その中のひとつにニコニコ動画が入れた
・人がコミュニケーションするときって必ずその人同士で
 コミュニケーションした結果やログが残って
 誰と誰がどういう会話をしたというつながりは残るんですけど
 ニコニコ動画の場合、実はまったくそのつながりが残らない
 ⇒残したほうがいいのか?残さないほうがいいのか?
・サービスを最初から作りこむのではなく
 ユーザーの反応を見ながら開発していった
 どっち側に伸びるかが読めなかったから
 単一機能をリリースしてユーザー評価を見ていった
・サービスを運営する上でのモチベーションは
 観察しているのが面白い
 僕が想像していなかったものを持ってくる人たち
 半年前の卵を食べてみる、とか
・コミュニティって、最初はみんな初心者なんだけど
 必ず常連さんが出てきて、初心者が入りづらくなって過疎化していく
 今のランキングだと、今までランキングを見てきた人が分かる
 ネタのものばっかりなんですよ。初めてニコニコ動画にログインして
 ランキングを見た、という人が面白いものが、そんなにない。
 初めての人でも動画を見ながらコメントしていくことが面白いんだな
 と思えるような見せ方というのは必要になる
・一般ユーザーを増やすための対策は結局、使ってみて面白い
 と思うか、不満を感じないかということ
 (動画再生中に告知や広告が割り込まれる)「ニコ割」が
 うざいのに何で存在するのかというと、たまに面白いものが
 見られるから。例えばテレビCMも、本当は番組だけ見たいから
 テレビCMはなくなればいい、という意見もありますが
 そのおかげて面白いテレビCMが生まれたりもする。
 メリットとデメリットって必ず一緒について回るもの
・会員になっていない人へのアピールポイントは
 「ニコニコ動画(SP1)」で実装した外部サイトにニコニコ動画の
 再生プレーヤーを載せられる
・ちょっと他の人たちがやらないことを意識してやっていった方が
 実は一般の人たちは入って来やすいんじゃないかな

後編

ニワンゴ取締役西村博之(ひろゆき)氏が考える
ニコニコ動画と日本の目指すべき方向性とは

・僕はテレビと実況板のコメントをどうくっつけるかを考えていた
・テレビだと、同じ番組でも地域によって放映時間が違っていたりする
 関東圏の人はみんなで盛り上がれるけれど地方の人は全く面白くない
 ⇒YouTube実装版をみて、「あ、時間は関係ないんだ」って思った
  関東限定でしかできないと思っていたサービスが世界中でできる
・メディアにはなるべく出たほうがいいですよ、というアドバイスを
 しつつ、出る人がいなかったので仕方なく自分で出ていた
・言葉でニコニコ動画を説明して面白いと思える人はあまりいない
 「動画があって、文字がかけるんだよ」
 「あ、そう」っていう。
 そうすると、面白いと思ってる人を見せたほうがいい。
 Wiiの広告が近いと思うんですけど、Wiiってゲームの画面だけを
 見てても、グラフィックはしょぼいじゃないですか。
 でも動いて楽しそうにしている人を見て、面白そうだなと思う
・何かがきっかけでニコニコ動画を見てみようと思ってもらえればよくて
 そのきっかけはメディアに誰かが出て説明するのでもいいし
 ニコニコ動画で何かが流行していたりでもいい
 そういうきっかけづくりを一生懸命やってた
・ニコニコ動画って技術者が場を作って、そこに動画を載っける
 ユーザーがいて、その動画に対してコメントをつけるユーザーがいて
 初めて場として回りだす
ニコニコ宣言を初めて見た人は、みんな「なんだこりゃ」
 っていう気がしてたと思うんですけど、10年後ぐらいに
 「ああ、こういうことが言いたかったのね」って思ってくれればいい
・僕らがコントロールできる要素とできない要素があって
 コントロールできない要素のほうが、ニコニコ動画の未来に与える
 影響が大きいというところが面倒
 似たような例があんまりないので、説明しづらい
・判断基準は面白くなる要素があるかどうか
 ニコ割を使った連続ドラマというのをちょこちょこやっている
 脚本をユーザーに書かせちゃって、初音ミクが喋るような形で
 募集したりとか、そういう感じで使うのはありかな
・大多数というか、多数派の人が面白いと思える場所であればいい
 棘(とげ)はありつつ多数派
 保守的でありつつ軟弱なところはあんまり見せないような感じ
 多数派って結局、保守。あくまで多数を取るというのが守り
 ただ、それに対して「ニコニコ動画はけしからんよね」という人が
 どんどん増えたら、「あ、ほんとけしからんっす」って
 多分そっち側につくと思うんですけど(笑)
 それまでは強硬にこっち側で「そんなことないっす」って言い続ける
 その辺りの柔軟さ八方美人さがニコニコ動画が生きていく上で必要
・YouTubeにはインフラコストとかの面で、どうがんばってもかなわない
 小回りの速さでどのくらい勝負できるか
・ニコニコ動画を運営する上でのこだわりは「筋は通す」
 YouTubeが記者会見をしたときに、パートナー企業をずらっと壇上に
 上げたのを見て「動画共有サイトのパートナーってユーザー」だろ?
・5年後、10年後のニコニコワールドは、ものすごい良いスペックの
 携帯電話で、動画を見ながら適当に「あー」っていうと
 それが文字化されるか、もしくはサラウンドで
 本体の動画とは違うところで流れるとか。
 ニコニコモバイルがメインになって「普通、ケータイで見るっしょ」
 ・文字じゃなくて口で言ったほうが早い
 ・ケータイになると友達にも転送しやすくなる
  ⇒コミュニケーション系が発達
・30年後、40年後の日本は「観光立国を目指すべき」
 資源がないからお金を持っている人にお金を落としてもらうしかない
 資源がないから只管、文化的なもの独自文化を創らないといけない
 エスニックっぽいオリジナルの文化
 漫画とアニメとゲームは結構うまくいっている
 日本の自動車は世界中でものすごい普及している
 ポテンシャルでいえば、自動車産業で働いている人と
 ネット業界の技術屋さんとで、そんなに変わらない
 何かきっかけがあればうまくいくんじゃないか、期待はしています

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